キッチンリフォーム

今お使いのキッチンに、使いにくさを感じている方は多いのではないでしょうか。
「もっと広いキッチンにしたい」「収納力がほしい」など、毎日使う場所ですからできる限り機能的で快適なキッチンスペースにしたいですよね。

この記事では、使いやすいキッチンを手に入れるために、今のキッチンの気になる点や、キッチンリフォームをするときに気を付けるポイントについてご紹介します。
理想のキッチン空間づくりにお役立てください。

1. 今のキッチンで気になる点をチェック

現在お使いのキッチンで、どんなところを変えたいと考えているでしょうか。
ここではキッチンリフォームの要望でよく挙げられるポイントをご紹介します。

(1)タイル目地が汚れやすい

キッチン前の壁がタイルの場合、目地部分が汚れるとなかなか落ちにくかったりします。
特に油や調味料が飛び散ると、お掃除しても取れない場合も多いものです。

(2)ワークトップが低い、狭い

ワークトップの高さが身長に合わず、使いにくさを感じている方も少なくないでしょう。
また、作業台が狭いと十分な調理スペースを確保できません。
料理をするときはいろいろなキッチン道具を広げることがあるため、作業台はできる限り広いと効率もよくなります。

(3)対面型にしたい、アイランド型にしたい

対面型やアイランド型のキッチンに憧れを持つ方は多いです。
以前はキッチンが壁付けで、独立したスペースに配置されていることが多い傾向がありました。
家族とのコミュニケーションが取りにくく、調理中は孤独感を感じてしまいがちです。

(4)IHにしたい

お手入れがしやすいIHクッキングヒーターにする方も増えています。
火を使うガスは油煙が起きやすい特徴があり、それがフードの汚れにも繋がりやすくなります。
IHは油煙の発生が少ないため、同じように使用しても汚れにくいといえます。
五徳などがなく、器具の表面をふき取るだけでよいため本体のお手入れも楽になります。

(5)食洗器がほしい

家事の時短が期待できる食洗器を取り入れたい方も多いでしょう。後片付けは手間のかかる家事の一つです。
食洗器は食器を軽くすすいでから庫内に並べ、スイッチ一つで乾燥まで自動運転してくれます。
作業台の上に洗い物カゴを置く必要もないため、キッチンまわりもすっきりします。

(6)収納が少ない、使いにくい

キッチンまわりの収納が少なく、使いにくさを感じていませんか。
従来からある開き扉のキッチンは、スペースを上手く使いこなすのが難しいため、結果的にデットスペースがたくさん生まれてしまいます。

(7)レイアウトを変えたい

キッチンのレイアウトに不満を持っている方もいるでしょう。
冷蔵庫とキッチン、食器棚とキッチンなど、家事動線がスムーズになるような使いやすいレイアウトが理想的です。

(8)寒い

キッチンが寒くて冬は足元が冷えるのが悩みという方もいます。
朝晩の気温が低い時間帯にキッチンに立つことが多いですから、床暖房など足元が冷えない工夫を取り入れるとよいでしょう。

2. キッチンリフォームでチェックするポイント

キッチンリフォームをする際には、次のようなポイントに注目しながら進めましょう。

(1)サイズ

キッチンの配置はI型といわれる横一列のものがスタンダードですが、設置条件などによりL型やⅡ型なども選択可能です。
住宅で使われるI型の一般的なサイズは「2550」といわれる横幅2m55㎝のタイプです。
キッチンの種類にもよりますが、15㎝刻みで3m程度まで選ぶことができます。

(2)レイアウト

上述でも触れましたが、スタンダードなI型は比較的どこにでも設置しやすいですが、L型やU型などはある程度のスペースが必要です。

また、キッチンの配置として壁付けの他、対面式や片側だけ壁に付いているペニンシュラ式、キッチンが独立するアイランド式などがあります。
好みのスタイルや設置条件に合わせて検討しましょう。

(3)天板(ワークトップ)の高さと素材

天板とは作業台となるワークトップのことです。
ワークトップの高さは80㎝、85㎝、90㎝と選べるようになっており一般的な標準サイズは85㎝です。
ワークトップの高さは身長÷2+5㎝が目安で、80㎝は身長150㎝前後、85㎝は身長155㎝前後、90㎝は身長160㎝前後の方におすすめです。

ワークトップの素材には、ステンレス、人造大理石、人工大理石、タイルなどの種類があります。
人造大理石と人工大理石の違いは、大理石成分を含むか否かです。
「人造」は大理石成分を含んで加工したものであり、「人工」はセラミックやメラミンなどの樹脂成分のみで加工した素材です。

昔よりもワークトップのバリエーションが増えて、デザイン性が豊かになりました。
しかし、ワークトップやシンクの素材の違いにより、お手入れのしやすさも異なります。
メーカーごとに特徴がありますので、詳しくはご相談ください。
(取り扱いメーカー:TOTO、タカラ、LIXIL、ファーストプラス、クリナップ)

(4)ガスかIHか

加熱機器をガスかIHかで迷う方は多いです。
ガスは使う鍋などの種類を選ばず使えるメリットがありますし、IHはなんといっても汚れにくさとお手入れのしやすさ、安全性に優れます。
今は火力もそれほど差がつかないほどIHが進化していますので、暮らしのスタイルに合うものを選択しましょう。

(5)吊戸棚

吊戸棚を付けることで収能力は増えますが、対面式キッチンにする場合は吊戸棚を付けずにオープンなスタイルが多くなっています。
キッチンのレイアウトと一緒に検討するとよいでしょう。

(6)食洗器

食洗器は家事を効率化してくれる時短アイテムです。
ただし、漆器や焼き物の器など食洗器には向かない食器もあります。
手洗いがすべてなくなるわけではないため、洗い物の種類や量により設置するか検討することをおすすめします。

(7)床暖房

足元が冷えると、身体の不調に繋がるリスクもあります。
足元を温める方法として床暖房の設置も検討してみましょう。

3. ビルトインコンロの交換はお気軽に(施主支給も承ります)

システムキッチンに使う加熱機器は、置き型ではなくビルトインといわれる機器になります。
キッチンに隙間なくぴったりと設置できるためお手入れも手軽です。

加熱機器は一定期間すぎると、寿命で交換しなければならなくなります。
ビルトインコンロの耐用年数は、使う頻度や使い方にもよりますが、一般的に8~10年程度といわれています。
10年を目安に交換を検討されるといいでしょう。

特にガス機器は火を使うため、燃焼部分の不具合も出やすくなります。
点火に時間がかかるようになった、最初に全部の火が出ていない、などの症状が出てきたら交換の目安です。

また、ガラストップの場合、ものを落とすなどして衝撃でガラス面が割れてしまうこともあります。
IHでも魚焼きグリルのこびりつきが故障の原因になりやすくいため、機器の交換もお気軽にご相談ください。
キッチンリフォームの際の施主支給も承ります。

施主支給とは、お客様が自ら購入したパーツや設備を、施工会社に取り付け依頼する方法です。
施工会社の取り扱いメーカーに関わらず、お客様が自由に好きな機器を選ぶことができるメリットがあります。
ただし、まれに取り付け位置やサイズなど、お住まいの環境に合わない場合があるため注意が必要です。
施主支給をお考えの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、使いやすいキッチンにするためのリフォームとして、気を付けるべきポイントなどをご紹介しました。

今はどのような点が不便なのか、どのようなキッチンなら使いやすいのかイメージを膨らませながらシミュレーションして検討しましょう。
何からはじめればよいかわからない方も、ぜひ当店にお気軽にご相談ください。