内装リフォーム

壁紙を交換したり、手すりを取り付けたり、ドアやふすまを交換したり、部分的な内装リフォームは雰囲気を変えたいときに気軽にできるリフォームです。
せっかく手をかけるなら、暮らしが豊かになるリフォームを検討してみるのもおすすめです。

この記事では、内装リフォームを検討している方に、内装リフォームでどんなことができるのかをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

1. 住み心地を大きく変える内装リフォーム

内装リフォームは住まいの雰囲気をガラリと変えることができて、リフォームの中では比較的、手軽にできるものです。

内装リフォームの代表的なものといえば壁紙や床の張替えなどですが、一部の壁を取り払ってオープンな空間にしたり、
階段の傾斜を緩やかにして階段の上り下りを楽にしたり、将来的な暮らし方の変化にも対応できるように変えることも可能です。

2. 内装リフォームのきっかけと内装リフォームのポイント

内装リフォームを考え始めるきっかけには次のようなものが挙げられます。
また、リフォームするときのポイントもあわせてご紹介します。

(1) クッションフロアのめくれ

防水性に優れたクッションフロアは、床材や構造部分を湿気から守ってくれますが、古くなると端からめくれてきます。
めくれた部分からゴミや湿気が入り込みやすくなり、さまざまな不具合に繋がります。

めくれやすい場所(脱衣所・キッチン、トイレなど水回り)

クッションフロアがめくれやすい場所は、キッチンや脱衣所、トイレなど水回りが多いです。
湿気を含むことにより粘着力が劣化しやすいのが要因です。

めくれは交換がおすすめ

めくれた場合は、全面交換がおすすめです。そのままにしておくとゴミやほこりが入りやすくなり不衛生です。
また、水回りではフロアの下地が濡れてしまうと劣化が進行し、シロアリの要因になるリスクがあります。

再発防止のポイント

めくれ防止のためには、クッションフロアではなく「Pタイル」といわれるプラスチック製のタイルや、
「フロアタイル」と呼ばれる耐久性の高い床材に変えることも検討しましょう。
タイルタイプは、クッションフロアに比べてやや費用がかかりますが、見た目もおしゃれになってお手入れもしやすいというメリットがあります。

(2) 床のきしみ

床がきしむのは、下地の木材や土台が腐食している可能性があります。

きしみはシロアリや構造に問題がある可能性大

床下は湿気が多い場所であるため、環境によってはシロアリが住み着いている可能性があります。
シロアリが好む環境を改善することや、薬剤による駆除などもリフォームとともに検討する必要があります。

シロアリ防除も承ります

シロアリは、気付かぬうちに巣をつくり増えていきます。床や壁が「ふかふか」した感触がするときは要注意です。
住宅からの出入りを見つけたときには、すでにかなりの被害になっていることも少なくありません。
弊社ではシロアリ駆除も行っていますので、不安を感じたらお気軽にご相談ください。

(3) 壁紙のシミ・汚れ

壁紙が汚れてきたと感じたら張り替えのタイミングといえます。
キッチンは油汚れが付きやすい場所ですし、壁の汚れは見た目以上に古い印象を与えてしまいがちです。
また、天井の雨漏りの跡がシミになっているのも気になります。

壁紙交換でリフレッシュ

壁紙を交換するだけで空間が真新しくなり、清潔感も感じられます。
無地でシンプルにするものよいですが、模様やカラー壁紙を使っておしゃれに演出するのもおすすめです。

最新の機能性壁紙のご紹介

「汚れを防ぐ」「消臭」「抗菌」など機能性に優れた壁紙もたくさん出ています。
小さなお子様や高齢者が過ごす部屋には「抗ウイルス壁紙」を使ったり、
ペットを飼育しているお家なら「消臭壁紙」や「スーパー耐久性壁紙」を使ったりするなど、暮らしに合う壁紙を選びましょう。

雨漏りの可能性に要注意!

天井にシミが出ている要因の一つは「雨漏り」です。
最近は集中豪雨など局地的に強い雨が降ることもあり、雨水が室内側に流れ込むケースが増えています。
天井や壁にシミを発見したときは、単発的なものなのか、そもそも屋根や外壁に隙間があるのかを調べるために、雨漏り点検も検討しましょう。
当店では雨漏り診断も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

(4) 転倒防止リフォーム

急な傾斜の階段は、足腰に不安を抱える高齢者などには転倒などのリスクがあります。
滑りにくい素材にしたり、傾斜の変更などがおすすめです。

床材の変更

階段や廊下の床材を、絨毯など滑りにくい素材に変更するのもポイントです。
フローリングの中でもできるだけ滑りにくいものを採用するなど工夫しましょう。

廊下の手すり・ライトの取り付け

足腰に不安がある高齢者には、廊下にも手すりを設けると安心です。
また、夜暗い廊下はつまずく原因にもなりやすいので、照明器具を増やして明るく見やすい環境にするとよいでしょう。

階段の滑り止め

階段の踏板は、傾斜によっては足を踏み外しやすく大変危険です。
段鼻がどこにあるかわかりやすいように色を変えたり、滑り止め加工をするなど工夫しましょう。

(5) 介護リフォーム

介護リフォームは、高齢者にも優しい住まいを実現するものです。

お風呂場の手すり・腰かけの設置

お風呂に手すりを取り付けたり、腰かけを設置したりすると、高齢者や介護が必要な方でも安心して入浴できます。

介護用ベッドを置くため和室から洋室へ

将来的に介護が必要なことを想定して、和室を洋室に変えるリフォームもおすすめです。
洋室にしておけば介護ベッドを置くにも適していますし、使わないときはゲストルームとしても活用できます。

車いすを使いやすく

車いすでも不便を感じないように、段差をなくしてバリアフリーにしたり、ドアを引き戸に変えたり、介護用のトイレに変えるのもおすすめです。
廊下の幅を広くしたり、部屋の仕切りを少なくしたりしてオープンな空間にするのもよいでしょう。

介護に使う居室へ手洗い場の設置

介護に使う部屋には、手洗い場をつくると便利です。
介護をする方が気軽に使えるほか、介護される方もわざわざ遠くの洗面所まで行かなくてすみ、自分で清潔を保つことができるためおすすめです。

まとめ

今回は、内装リフォームを検討する際のポイントなどについてご紹介しました。

壁や床の張替えなど気軽にできるものから、一部の壁を取り払ったり建具を交換したり、暮らしやすい間取りに変えるものまでさまざまなリフォームができます。
どのようなリフォームをすれば自分たちの理想の形になるのかお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。