外構・エクステリアリフォーム

「カーポートを設置して愛車をきれいに保ちたい」「境界にフェンスをつくって防犯性を高くしたい」など、
外構やエクステリアをリフォームしたいとお考えの方もいるでしょう。

外回りは住まいの顔になる部分であり、お家の雰囲気を左右するポイントです。
防犯性など機能的な部分も押さえながら、デザイン性のよい外構・エクステリアを目指したいですね。

この記事では、外構・エクステリアリフォームの種類や気を付けるべきポイントなどをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

1. 外構・エクステリアリフォームにはどんなものがある?

外構やエクステリアリフォームには、主に次のような種類があります。

  • フェンスやブロック塀
  • 門扉
  • ポストや宅配ボックス
  • カーポートや自転車置き場
  • 玄関前スロープや昇降機
  • ウッドデッキやサンルーム
  • お庭まわり(雑草対策の防草シートや砂利敷き)

敷地まわりの境界線には、木製やアルミ製などのフェンス、またはブロック塀などをつくります。

一般的には自分の敷地のみに建つように施工しますが、隣家との話し合いで合意できれば、
境界線の真上に両方の敷地にまたがる形でつくるときもあります。

この場合の費用は折半であることがほとんどです。

玄関まわりには門扉やポスト、宅配ボックスなどがあります。建物の雰囲気と調和するようなデザインを取り入れると統一感が出ます。
ポストは建物に取り付ける場合もあれば、自立するスタンド型もあります。
塀に差し込み型で取り付けることもでき、種類もさまざまです。宅配ボックスも塀と一体でつくることがあります。

カーポートや自転車置き場もスペースに合わせてつくります。屋根付きのカーポートから、単に駐車スペースを設けるものまであります。
将来的に車椅子が必要になることを想定して玄関前にスロープをつくる場合は、急斜面にならないようにゆとりある設計にしておくのがポイントです。

このほか、ウッドデッキやサンルームなどもエクステリア工事の一つです。
住まいを豊かにしてくれる植栽なども、ほかの設備と庭づくりを一緒に計画するのがおすすめです。

2. 外構・エクステリアリフォーム|気を付けるポイント

外構やエクステリアのリフォームを行う際には、どのような点に気を付ければよいかポイントをご紹介します。

(1)防犯目線のポイント

プライベートを守るために塀を高くしたいと考えるかもしれませんが、外から全く見えない状態は、
侵入者がいても近隣からは死角になってしまいかえって防犯性を損なうという見方もあります。
防犯目線ではフェンスはあまり高すぎない方がよいでしょう。
高くても、外を歩く人の目線がギリギリ隠れる程度にするのがおすすめです。

防犯面での対策としては、侵入の恐れがある経路に音が鳴る砂利を敷き詰めるのもよい方法です。
外から見て死角になりやすい位置には、自動点灯ライトを置くと侵入の抑制に繋がります。
玄関まわりでは、顔認証の門扉や録画できるインターフォンが安心です。

また、大切な愛車を守るために道路側にゲートを設けたり、防犯カメラを設置したりすると、盗難や通行者・侵入者によるキズなどから守ることに繋がります。

(2)安全面や介護目線のポイント

ブロック塀は、大地震などで倒壊すると家族や歩行者に怪我を負わせるリスクがあります。
そのため、軽量で倒れにくいフェンスも検討しましょう。

介護者がいる場合は、玄関前のスロープ設置のほか、玄関を引き戸に変えて動作しやすいようにすることもポイントです。
また、鍵の操作をリモコンや電子キー、自動ドアなどに変えると楽に開閉できます。

(3)生活を楽に、豊かにする目線のポイント

ウッドデッキやサンルームは、洗濯物干しスペースとして利用できますが、
バーベキューをしたり、趣味の部屋にしたりとプラスアルファの活用方法があります。
家具を置いて非日常の暮らしを楽しむのもよいですね。

建物まわりの雑草で困っている場合は、雑草が生えにくいシートを敷いて砂利で覆ったりウッドデッキをつくったりする方法があります。
雑草取りは大変な作業ですから、メンテナンスが楽になるように外構工事をすることで、今までの手間が省けるようになります。

生垣を塀の代わりにしている方も少なくないでしょう。
生垣は定期的にお手入れをしないと自由自在に伸びてしまい、住まいの印象も雑然としてしまいます。
生垣をアルミフェンスなどに変えることで、定期的な剪定がなくなり負担が大幅に減るでしょう。

まとめ

今回は、外構やエクステリアのリフォームでできる工事の種類や、リフォームするときに気を付けるポイントなどについてご紹介しました。

外構やエクステリアは住まいの印象を変える重要なものです。
使い勝手はもちろんですが、建物との調和も考えながらリフォームに取り組んでみてはいかがでしょうか。