雨押え板金ってなに？雨漏りを防ぐためにはメンテナンスが大切！

『雨押え板金（あまおさえばんきん）』という名称をご存じですか？

一言でいうと、雨漏りから住宅を守るために大切なパーツになります。

雨漏りは放置すると、菌が繫殖して木材が腐ってしまいます。
また、建物の劣化を急速に進めてしまい、家族の健康にも悪影響を及ぼしてしまうこともあるため、注意しなくてはなりません。

そんな雨漏りのリスクを回避するためにも、雨押さえ板金は定期的なメンテナンスが重要です！

今回は、雨押え板金の必要性について詳しくご紹介します。

「そもそも雨押え板金ってなに？」
「リフォーム業者に、雨押え板金を交換した方がいいと言われた…」
「雨漏りの対策を事前にしておきたい…」

そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね！

雨押え板金（あまおさえばんきん）とは？

雨押え板金とは、屋根と外壁の間に取り付ける板金のこと。

『壁押え』『壁際板金』『壁止まり板金』『雨押え水切り板金』『ノシ水切り』などと呼ばれることもあります。

外壁から伝って落ちてきた雨水が、外壁内部に入らないようにするための板金なので、雨水が集中する箇所です。

つまり、雨押え板金は雨漏りが発生しやすい部位でもあります。

雨漏りのリスクを抑えるためには、正しく取り付けなければなりません。

雨押え板金が大切な理由とは？

これから、雨押え板金の設置や交換を考えている方は、雨押え板金の重要性をしっかり確認しておきましょう。

雨押え板金が大切な理由は、以下の２つです。

雨水の侵入を防いでくれる

もともと、屋根と外壁のつなぎ部分は完全に密着するのが難しく、すき間ができてしまいます。

このすき間があると、雨水が入り込んでしまい雨漏りを起こしてしまいます。

そこで、重要な働きをしてくれるのが『雨押え板金』です！

屋根と外壁のすき間部分に、雨押え板金を取り付けることで、雨水の侵入を防いでくれます。

内部に入ってしまった雨水を逃がす

雨押え板金は、内部に入ってしまった雨水を逃がす役割もあります。

というのも、屋根と外壁のすき間部分を完全に塞いでしまうと、逃げ道がなくなってしまい、雨漏りが発生してしまうのです。

雨押え板金であれば、排水用のすき間を確保できるため、雨漏りのリスクを防ぐことができます。

雨押え板金が劣化すると雨漏りの原因に！メンテナンスが大切！

雨押え板金が重要な役割があることをご紹介しました。

ここまで読んだ方の中には、「今すぐ、雨押え板金をメンテナンスしなきゃ」と思った方もいるかもしれません。

実は、雨押え板金自体は変形が少ないため、比較的劣化しづらい素材でできています。

とはいえ、雨押え板金が劣化してしまうと、サビが発生し穴が開いてしまい、雨漏りを起こしてしまいます。

そのため、信頼できる業者に定期的に点検してもらい、必要であればメンテナンスをしてもらうのがおすすめです。

雨押え板金のメンテナンスは、主に２つの方法があります。

塗装をおこなう

雨押え板金は、定期的に『塗装』によるメンテナンスをおこなうのがおすすめです。

雨押え板金は板金材なので、塗装をすることでサビを防ぐことができます。

屋根や外壁の塗装メンテナンスをおこなう際に、一緒に再塗装するのがよいでしょう！

板金そのものを交換する

雨押え板金の下には、『貫板（ぬきいた）』と呼ばれる下地の板があります。

板金材そのものが、サビて穴が開いてしまっていたり、その貫板が腐食してしまっていたりする場合は『交換』が必要です。

上記のような状態だと、塗装だけでは改善できないため、早めに交換をおこなう必要があるでしょう。

雨押え板金はDIYで取り付けられる？

中には、できるだけコストを抑えるために「雨押え板金をDIYで取り付けたい」と考える方もいるかもしれません。

しかし、リフォームの専門知識や技術がない方が屋根に上ることは、滑落の可能性があるため大変危険です。

また、雨押え板金は適切に取り付ける必要があり、間違って取り付けてしまうと、雨漏りが発生するリスクが高くなってしまいます。

そのため、ご自身で雨押え板金を取り付けるのは控えて、信頼できる専門業者に対応してもらうようにしましょう。