2023年最新【千葉県】外壁塗装の補助金・助成金の申請方法や条件、受け取りまでの流れ

近年、住宅リフォームに対する補助金・助成金制度を設ける自治体が増えてきました。
外壁塗装にかかる費用を少しでも抑えたいと考える方は、お住まいの自治体で補助金・助成金制度が設けられていないかを確認することをおすすめします。

この記事では、千葉県で外壁塗装に対する補助金制度がある自治体をご紹介し、申請の流れや必要書類などを解説します。
補助金や助成金を受け取るための注意点もお伝えしますので、千葉県で制度を利用しての塗装リフォームを検討している方は参考にしてみてください。

目次

2023年はどんな補助金や助成金があるの?

補助金や助成金は年度区切りで設定され、年度変わりにあわせて新制度が始まったり、既存制度の補助・助成額や内容が更新されたりするのが一般的です。
2023年度には、外壁塗装に対してどのような補助金や助成金があるのかをご紹介します。

補助金と助成金の違い

補助金と助成金は、いずれも国や地方自治体などが一定の目的に沿って支給するお金です。
補助金は公募期間や採択数・予算などがあらかじめ決まっており、申請したからといって必ず受給できるとは限らないのに対し、助成金は要件を満たせば原則受給できる点が異なります。

全国どこでも受け取れるの?

国が設けている補助金制度であれば、全国どこでも受給できるのが一般的です。
ただし地域によって、受給要件が異なる場合があります。
一方地方公共団体が設けている助成金制度は、対象自治体の住人を対象としているケースがほとんどです。

外壁塗装に使える補助金・助成金のある自治体【2023年】

ここでは千葉県で外壁塗装に使える補助金・助成金制度を設けている自治体を紹介します。

千葉県で外壁塗装に使える補助金・助成金のある自治体(25市町村)
市町村名制度名補助率上限額補助上限額
旭市住宅リフォーム補助金制度(2023年度終了)10%20万円
我孫子市我孫子市住宅リフォーム補助金制度5~20%10万円~50万円
安房郡鋸南町鋸南町住宅リフォーム補助制度10%20万円
夷隅郡大多喜町住宅リフォーム奨励金10%20万円
印旛郡栄町住宅リフォーム補助金10%10万円
印旛郡酒々井町酒々井町住宅リフォーム補助金制度10%12万円
香取郡神崎町住宅リフォーム補助金10%30万円
香取郡多古町多古町住宅リフォーム補助金10%10万円
木更津市木造住宅耐震改修事業(耐震改修と同時に行う場合に限る)3分の1  40万円
佐倉市佐倉市中古住宅リフォーム支援事業 (新規に中古住宅を購入した場合に限る)2分の140万円
山武市山武市三世代同居等支援補助金(三世代同居に関わるリフォームに限る)2分の175万円
山武郡芝山町住宅リフォーム補助金制度10%40万円
山武郡横芝光町横芝光町住宅リフォーム工事補助金10%20万円
匝瑳市住宅リフォーム補助事業10分の120万円
銚子市銚子市住宅リフォーム助成事業2万円~10万円
長生郡一宮町一宮町空き家リフォーム補助金10%20万円
長生郡白子町住宅リフォーム補助金10%20万円
長生郡長生村長生村住宅リフォーム補助金(終了)10%20万円
長生郡長南町住宅リフォーム工事補助事業10%20万円
長生郡長柄町住宅リフォーム補助金10%20万円
富里市住宅リフォーム補助事業10%10万円
松戸市木造住宅の耐震改修に伴うリフォーム事業費助成(耐震改修と同時に行う場合に限る)10%30万円
八街市八街市定住促進住宅リフォーム工事補助事業10%10万円
八千代市八代市木造住宅リフォーム費補助事業(耐震改修と同時に行う場合に限る)3分の130万円
四街道市住宅リフォーム補助金制度(終了)10%10万円

例えば山武市の場合、三世代同居の支援事業として、住居の購入や新築、建て替え、増築またはリフォーム工事にかかった費用の2分の1を補助する制度があります。補助額の上限は75万円です。
補助対象は中学生以下の子どもとその親を含む世帯が市外から転入していることや、住宅取得等の契約日が令和2年(2020年)4月1日以降であることなどの条件があります。
詳しくは市のホームページなどで確認してみましょう。

また、東金市では平成30年(2018年)までリフォーム補助制度を実施していました。
過去に扱いがあった自治体では、年度によって再び補助制度を開始する場合もありますので、塗装リフォームを検討している場合はお住まいの自治体を確認しましょう。

申請のポイントと受け取りまでの流れ

補助金・助成金制度を利用する際のポイントや、受け取りまでの流れを解説します。

募集期間はいつからいつまで?

補助金や助成金の募集期間は自治体によって異なります。
年度ごとの募集で、4月になってから公募が開始されることが多いようです。
補助金も助成金も予算枠までの先着順とされることが多く、応募が多かった場合は抽選となるケースもあります。

なお4月の公募が締め切られたあと、9月に再度二次募集を行う自治体もあるので、すでに終了している場合は問い合わせてみるとよいでしょう。

募集時期を逃さないためのポイント

補助金や助成金は基本的に先着順で採用されることを考えると、募集開始と同時に申請できるようなスケジュールを立てることが大切です。

基本的に助成金や補助金は、申請書を提出し、補助金などの交付決定を受けてから工事の請負契約を締結して着工することが条件となっています。
そのため募集が始まる遅くとも1カ月前には、リフォーム会社に工事内容を相談し、見積もりを取り書類の準備を進める必要があるでしょう。

申請時期相談するタイミング
4月2月~3月
9月7月~8月

補助金・助成金が受け取れる条件

補助金や助成金を受け取れる条件は、自治体や制度によって異なります。
基本的には、以下を条件とされることが多いようです。

  • 対象の自治体に住民票がある
  • 対象の自治体にある住宅に対するリフォーム工事である
  • 対象自治体に事業所がある業者に工事を依頼する
  • 市税などを滞納していない

自治体が設けている補助金や助成金制度は、原資は税金であるため、その自治体に住む人が対象となるのが通常です。
ほかにも20万円以上のリフォーム工事を行うなど、工事費用に下限を設けている自治体も多くあります。

なお塗装工事に関しては「耐震リフォームと同時に行うこと」など条件がつけられるケースもあるため、お住まいの自治体に確認しましょう。

申請に必要な書類

申請に際しては、以下のような書類の提出を求められるのが一般的です。

  • 補助金/助成金の交付申請書
  • 世帯全員の住民票の写し
  • 世帯全員の税などを完納している証明書
  • 工事前の写真
  • 工事見積書の写し
  • 工事内容の図面
  • リフォームの実績報告書

申請から受け取りまでの流れ

補助金や助成金制度を利用するときには、以下の流れで進むのが通常です。

  1. リフォーム・塗装業者に相談する
  2. 見積書や図面を作成してもらう
  3. 申請書を提出する
  4. 補助金交付決定の通知を受け取る
  5. リフォーム・塗装工事の請負契約を締結する
  6. リフォーム・塗装工事を実施する
  7. リフォーム・塗装工事が完了する
  8. 工事代金を支払う
  9. 実績報告書を提出する
  10. 補助金交付確定通知を受け取る
  11. 補助金交付請求書を提出する
  12. 補助金を受け取る

受け取るための注意点

補助金や助成金を活用してリフォームや塗装を行うときには、いくつか注意点があります。

募集開始にあわせて申請できるよう進める

「募集時期を逃さないためのポイント」でもお伝えしたように、補助金や助成金制度は先着順に採用されるケースがほとんどです。
そのため募集が開始されたらすぐに申請できるよう、早めにリフォーム会社や塗装会社に相談することが大切です。

基本的には工事の内容が大がかりであるほど、見積もりや図面作成には時間がかかります。
どれだけ遅くとも募集が開始される1カ月前には相談しましょう。

対象自治体の補助金や助成金制度に詳しく慣れた業者に依頼する

対象となる工事や認められる条件は自治体によって異なるため、対象自治体の制度に詳しく、制度を利用しての工事の実績が豊富な業者に依頼することが重要です。
もし経験があまりない業者に依頼してしまうと「塗装工事は実は対象外だった」「書類に不備があり不採用となった」といったことになりかねません。

補助金や助成金制度を利用するには、書類の準備など業者の協力が不可欠です。
補助金や助成金制度は対象自治体に事務所がある業者への依頼が条件とされることが多いですが、どの業者でもいいわけではありません。
制度を利用しての工事の経験がどれくらいあるかを確認し、依頼する業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

自治体のリフォーム補助金・助成金制度では、外壁や屋根の塗装工事も対象になるケースがあるため、お住まいの自治体の制度を確認してみることをおすすめします。

なお補助金や助成金制度は、先着順で募集が締め切られるケースがほとんどです。
そのため募集が開始されるのとあわせて申請できるよう、早めに準備を進めることが大切です。

こうちゃんペイントでも、補助金・助成金制度を利用しての塗装工事のご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせください。

  • 2023年08月3日