洗面台リフォーム
洗面台のリフォームは、手軽に使い勝手を向上させることができる水回りリフォームの一つです。
キャビネット洗面ボウルと鏡がセットになったものから、おしゃれなカウンタータイプまで種類もさまざまです。
この記事では、洗面台の仕様を選ぶポイントを詳しくご紹介します。
使いやすい洗面台選びの参考にしてください。
1. 洗面台リフォームのポイント
洗面台のリフォームをするときは、使い勝手やデザインなどを検討して選ぶことがポイントです。
どんな点に気を付けるべきか詳しく確認していきましょう。
(1)洗面台のタイプ
洗面台は、「ユニットタイプ」「システムタイプ」「カウンタータイプ」の3つに大別できます。
「ユニットタイプ」は一般的な据え置き型の洗面台です。
洗面ボウルとキャビネット、水栓からなる下部分と、鏡や照明器具などからなる上部分がセットになります。
スペースに合わせて横幅の大きさを選べ、奥行きにゆとりがない場所でも設置できるコンパクトタイプの洗面台などがあります。
「システムタイプ」は、洗面ボウルやキャビネット、水栓、鏡、照明などの基本的な部分のほかに、
サイドキャビネットなどを自由に組み合わせてオーダーのように選択できる洗面台です。
収能力も増やせてデザイン性にも優れます。
「カウンタータイプ」は、洗面ボウルとカウンターを組み合わせて造作などで自由な形にできる洗面台です。
カウンターの下をオープンにしたり、一部に棚や引出しを設けたり、デザインや素材にこだわりたいという場合におすすめです。
ユニットタイプやシステムタイプを取り扱うメーカーには、TOTO、LIXIL, ファーストプラス、クリナップ、Panasonicなどがあります。
コストを抑えたい方はBGAもおすすめです。
当店では施主支給にも対応しており、希望の設備機器をご自分で用意していただくことも可能です。
(2)サイズ
既製品の洗面台には、一定の間口サイズが用意されています。
メーカーにより多少の違いはありますが、一般的には75㎝、90㎝、100㎝、120㎝が多いでしょう。
種類によってはコンパクトな60㎝サイズが用意されている場合もあり、設置するスペースを想定して選択します。
洗面ボウルの高さは、基本が80㎝となっており、75㎝、85㎝も選択できるタイプがあります。
高さは身長を目安にしますが、家族が共有して使うところでもあるため、みんなが使いやすい高さを選ぶとよいでしょう。
(3)鏡や照明
鏡は、主に「オープンタイプ」か「クローズタイプ」が選べます。
オープンタイプは、中央の鏡の両側に棚が3段程度付いているものです。
また、クローズタイプは全面が鏡になっており、鏡を開くと中が収納になっています。
クローズタイプの方がすっきりと片付いている印象を与えます。
照明は鏡の上に付いていることが多く、最近はLEDが一般的です。
顔がより明るく見えるように、鏡の中央に縦にスリット状に照明が取り付けられているタイプもあります。
使い勝手を考慮しながら選びましょう。
(4)キャビネット
キャビネットは、扉が「開きタイプ」と「引き出し(スライド)タイプ」に大別されます。
開きタイプは、両開き、片開きなどですが、コストが抑えられることに加えて、バケツなど大きさのあるものを収納する場合に便利です。
ただし、ワイヤー棚を使うなどデッドスペースができないように自分で工夫することが必要です。
引き出し(スライド)タイプは、2段程度の引き出し型のキャビネットです。上段にタオル、下段にストック類などを収納できます。
種類によっては引き出しと開きを組み合わせたタイプもあります。収納するものをイメージしながら検討しましょう。
(5)洗面ボウル
洗面ボウルの素材には、主に「陶器」「樹脂(人工大理石)」「ホーロー」の3種類があります。
「陶器」は昔からある洗面台のスタンダードです。お手頃な価格帯でキズにも強く、お手入れしやすいのが特徴です。
陶器製であるため、重さがあるものを落下させてしまうとヒビが入ることがあります。
「樹脂(人工大理石)」はさまざまな形状に加工できるメリットがあります。
そのため、カウンターと洗面ボウル一体型なども人気です。
軽くて扱いやすいですが、細かなキズが付きやすく、毛染め剤など色の濃いものを付着したままにするとシミになりやすい面があります。
「ホーロー」は、鋳物製であるためとても耐久性があり、薬品にも強いのが特徴です。
陶器と質感は似ていますが、物を落としても割れることがほとんどありません。
ただし、中の鋳物素材が出てしまうようなキズがあると、そこからサビが発生することがあります。
2. 脱衣所リフォーム
洗面台まわりのリフォームを検討する際には、脱衣所のリフォームもあわせて計画しましょう。
風呂場との境目となる脱衣所の床は、浴室からの水はねなどにより湿気を含みやすいため劣化に注意が必要です。
特にバリアフリーで浴室と脱衣所に段差のないつくりの場合は、お風呂のたびに水分にさらされやすく、劣化しやすくなります。
構造に関わる部分ですから、フロアマットのめくれや床材のシミなど、劣化サインに気付いたら早めの対処が大切です。
また、脱衣所は洗濯物を干す場所としても有効です。最近は花粉や天候、時間帯に左右されない室内干しが人気です。
浴室乾燥や脱衣所に物干し用のエクステリアを設置したり、脱衣所の間取りを拡張してランドリールームにしたりと、
家事がしやすいようにリフォームする方もいらっしゃいます。
洗面台から脱衣、洗濯物干しスペースまでまとめて計画することで、家事動線を考えた使いやすい間取りが期待できます。
内装仕上げも含めたリフォームをぜひご相談ください。
内装リフォームについては以下のページをご覧ください。
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まとめ
今回は、洗面台のリフォームについて、洗面台の種類や選び方などをご紹介しました。
素材や形、デザインなど種類も豊富にあります。
どんな洗面台を選べば機能も使い勝手もアップするのか不安な方は、ぜひ当店にご相談ください。