浴室・お風呂リフォーム
「お風呂場が寒い」「カビ汚れに困っている」など、お使いのお風呂まわりに不便を感じている方も少なくないでしょう。
この記事では、お風呂リフォームで解消したいポイントやユニットバスを扱うメーカーの特徴、サイズの見方などについてご紹介します。
ユニットバス選びの際の参考にしてください。
1. 今のお風呂で気になる点をチェック
長く使っているお風呂の気になる部分には、次のようなポイントが挙げられます。
(1)寒い
浴室が寒くて、洗い場で体を洗うのが辛いと感じている方は多いのではないでしょうか。
浴室の空間そのものが寒い場合もありますが、足元がタイルなど冷えやすい素材の場合、より寒さを感じてしまいます。
断熱タイプの浴室や、足元がヒヤッとしない素材がよいでしょう。
(2)カビが生えやすい
窓や換気扇がなかったり、タイル目地などカビが発生しやすい素材だったりすると、湿気がこもればすぐにカビが出てきて困ります。
カビ専用のお手入れをしても持続できず、掃除の手間もかかります。カビが発生しにくい素材選びがおすすめです。
(3)掃除が大変
古いお風呂の場合、浴槽に汚れが付きやすい素材のため、丁寧に掃除をしないと清潔さを維持できません。
タイルだと目地のカビ取りもあるため、お掃除に時間がかかりがちです。
汚れにくい素材の選択や自動洗浄機能付きを選ぶなど、手軽にお手入れできる機能がよいでしょう。
(4)最新の機能をプラスしたい
テレビを鑑賞したり、エステ効果を体感したり、最近のお風呂はさまざまな快適機能がプラスされています。
自動洗浄機能などお手入れが楽に済むものありますので、どんなバスタイムを過ごしたいかイメージしながら選ぶのがおすすめです。
2. ユニットバスの選び方
お風呂のリフォームでユニットバスを検討している方は多いでしょう。
お手入れもしやすく、さまざまな快適機能が充実しているため、要望に合うお風呂空間をつくることができます。
主なユニットバスのメーカーの特徴とサイズの見方についてご紹介します。
(1)ユニットバス人気メーカーの特徴
人気の高いユニットバスのメーカーには、「TOTO」「LIXIL」「タカラスタンダード」「クリナップ」「ファーストプラス」などがあります。
TOTO
TOTOのユニットバスは、床がヒヤッとしない「ほっカラリ床」が特徴の一つです。
柔らかい素材で冷たくなく、濡れても乾きやすいためカビの発生も抑制できます。
足を伸ばした体勢でも頭と首をしっかり支えるように設計された「ゆるリラ浴槽」や、節水しながら異なる水流が楽しめるシャワーなど快適機能にも優れます。
LIXIL
LIXILのユニットバスは、お掃除が楽になる工夫が特徴の一つです。
「くるりんぽい排水口」は渦の力で髪の毛やゴミを中心に集めてポイッと捨てるだけの簡単構造です。
また、「まる洗いカウンター」は、カウンターを取り外して汚れが付きやすい裏側まで綺麗に洗える優れものです。
タカラスタンダード
ユニットバスにホーロー素材を使っているのが、タカラスタンダードの大きな特徴です。
丈夫な構造と2.5センチ刻みのサイズオーダーができる点もポイントです。
肩を包み込むようにお湯が出てくる「肩包み湯」で癒し効果が期待できるほか、自動洗浄機能の「オートウォッシュ」などお手入れが楽になる機能もあります。
クリナップ
クリナップのユニットバスは、浴室に入る前にスイッチひとつで床にお湯のシャワーを散布し温めることができる「床夏シャワー」が特徴です。
また、浴室の壁、床、天井をまるごと断熱材で包み、保温性能を高めています。
排水口のヘアキャッチャーはステンレス製で汚れが付きにくくお手入れも簡単です。
ファーストプラス
ファーストプラスのユニットバスは、お掃除しやすい工夫がポイントです。
洗い場の床は特殊な凸凹加工で水切れがよく乾きやすい構造になっており、カビの発生を防ぎます。
出入口ドアの換気口は汚れやすいゴムパッキンをなくし、お手入れを簡単に。
壁や天井、床パネルの継ぎ目は乾式目地でカビが出やすいシーリングを使わない構造に工夫されています。
(2)サイズの見方
ユニットバスには各社で規定の「サイズ」が設けられています。
数字で表されていることが多く、サイズと坪数の目安は次の通りです。
スタンダードな「1616」サイズは1坪サイズであり、「短辺160センチ×長辺160センチ」を意味しています。
0.75坪 | 1216、1217サイズ |
1坪 | 1616、1717サイズ |
1.25坪 | 1618、1620サイズ |
1.5坪 | 1624、1818サイズ |
メーカーのよりサイズの種類が異なる場合もあります。
また、タカラスタンダードは上記のサイズ以外にもオーダーサイズに対応しています。
広さはメーカーショールームなどで実際に確認することをおすすめします。
3. 給湯器交換と組み合わせることで省エネも実現
お風呂リフォームのとき、自動追い炊き運転などの機能もプラスするなら、給湯器もあわせて検討することがよいでしょう。
古い給湯器よりも新しい機器の方が省エネ効果も期待できて、機能も充実しています。
自動湯はりから保温までしてくれるフルオートタイプが人気です。
施主支給にも対応していますので、ご希望の機器がある場合は、ぜひご相談ください。
給湯器の交換については、以下のページをご参照ください。
▶ガス給湯器交換 (給湯器の記事にリンク)
まとめ
今回は、お風呂の気になる改善点やユニットバスのメーカーの種類、サイズの見方などについてご紹介しました。
寒いお風呂は健康にも影響があるため、できるだけ解消したいポイントです。
施主支給にも対応できますので、コストを抑えてリフォームしたい方もぜひご相談ください。