断熱リフォームに失敗しないためのポイントは?成功のためのポイントを解説!
断熱リフォームにどんなイメージをお持ちですか?
冬の寒い時期にリフォーム件数が増える断熱対策ですが、実は夏前の今にぴったりのリフォームです。
今回は断熱リフォームのメリットや失敗しないためのポイント、夏に向けておすすめのリフォームをご紹介いたします。
是非、最後までご覧ください。
断熱リフォームのメリット
断熱リフォームには、冬の寒さ対策だけでなく色々なメリットがあります。
住宅の条件に合わせて複数のリフォームを組み合わせることで大きな変化を感じることができます。
目次
省エネになることで長期的コスト削減になる
夏の暑い時期は、外気の熱を遮断し、エアコンの冷気を外に逃さないため、冷房の効率が上がり、省エネに繋がります。
冬の寒い時期も外の冷気を遮断し、室内の暖かさを逃しません。
暖房のついていない場所も、昼間の暖かさを逃しにくいため、大きな室温差を感じにくくなります。
健康被害から守る
ヒートショックという健康被害を一度は聞いたことがあるかと思います。
ヒートショックは、温度の急激な変化で血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患を起こしてしまう現象のことを言います。
現在は年間約1万7000人が亡くなっています。
この数字は年間の交通死亡事故よりはるかに多く、日頃から注意が必要です。
住宅を断熱することで、部屋から廊下に出た時などに、大きな室温差を感じることないため、安心して生活することができます。
冷暖房の効きが早くなる
断熱性の高い住宅の場合、外気が室内に影響しにくいため、冷暖房効率が上がり、断熱工事前より冷暖房が早く効くようになったという事例もあります。
しかし、断熱性より更に性能の高い、気密住宅の場合、住宅内の空気を外に逃さない性能が高いため、逆に冷房が効くまで時間がかかる、といった事例もあります。
お住まいの地域によって必要な断熱性能は様々です。
断熱工事に詳しい業者へ依頼する事をおすすめします。
防音性能が上がることも
断熱材を入れたり、二重窓にすることで、防音性が上がることもあります。
二重窓には、空気に乗って伝わる【空気伝搬音】を防ぐ役割があるため、線路の近くや、大通り沿いの住宅は、断熱と防音に配慮したリフォームがおすすめです。
補助金の対象になる場合も
省エネを目的としたリフォームの場合、補助金を使用できる場合があり、国や市町村で様々な補助を用意しています。
補助金の内容は年度で異なったり、予算が終了した時点で締め切ってしまう事もありますので、詳しくは役所へ相談しましょう。
工事を開始してしまうと申請出来ない事もあるため、リフォーム計画の段階で相談しておくことをおすすめします。
失敗例からみる断熱リフォーム成功のポイント
せっかく予算をかけて断熱リフォームをしても、効果が感じられなければ無駄となってしまいます。
失敗例をもとに成功のポイントを理解しておきましょう。
断熱効果を感じなかった
断熱リフォームを行ったのに効果がない、という事例は意外と多くあります。
失敗理由
住宅の一ヶ所しか施工しなかった、窓を二重窓に変更したが壁が薄く断熱等級が低い、吹き抜けがある、隙間風が入り込んでる
対策ポイント
断熱工事前に現場調査をしっかり行ってもらい、どの程度の効果を感じるか確認をとっておきましょう。
二重窓にしても玄関ドアから隙間風が入ったり、断熱材の量が現代の基準以下だった場合は他の箇所にも断熱工事を追加する必要があります。
湿気・結露がひどい
断熱リフォームを行ったら室内結露がひどくなった、という事例もあります。
失敗理由
二重窓の設置や気密度の高い窓に変更することで湿気の逃げ道がなくなり、窓のフチや壁の中に結露が溜まってしまう場合があります。
壁の中でカビが繁殖すると木材を腐らせるだけでなく、健康被害の心配もあります。
対策ポイント
断熱対策を行なった部分だけでなく家全体の気密度を上げる必要があります。
珪藻土の室内壁や、タイルなどもおすすめです。
二重窓の掃除が大変
窓の内側にもう一枚窓を追加して二重窓にリフォームする方法もあります。
既存の窓はそのままで二重窓に変更できるため、費用を抑える事ができます。
失敗理由
窓を追加することで、レールや隙間が増えて、掃除が面倒になってしまう事があります。
せっかくリフォームをしても、返って不便を感じてしまう結果に。
対策ポイント
窓の位置や数によって日々の掃除が面倒になってしまう場合、窓は撤去して新しく断熱性の高い窓に変更することをおすすめします。
リフォーム専用の商品も販売されており、リフォーム工事も簡単に行うことができます。
部屋によって温度差が生まれてしまった
寝室やリビングなど、寒さや暑さが気になる部屋のみ断熱リフォームを行なってしまった
失敗理由
暑さや寒さが気になる箇所のみリフォームを行なってしまうと、住宅の中で温度差が生まれ健康被害を起こしてしまう危険もあります。
対策ポイント
住宅全体のバランスを考慮した断熱リフォームを採用する必要があります。
断熱の弱い部分や、熱くなりやすい部屋など、住宅の状況や立地によって必要な断熱リフォームは様々です。
プラン作成の際に、断熱リフォームに詳しい業者へ相談する事が重要です。
補助金が使えなかった・使えることを知らなかった
断熱リフォームを行う際は国や市町村の補助を受けられる可能性があります。
失敗理由
リフォーム工事を始めてから補助金が使えることに気づいたが、着工後は申請することができなかった、といった失敗例は多くあります。
対策ポイント
申請できるタイミングや対象になる工事内容は、補助金によって様々です。
リフォーム計画の段階で補助金に関しても同時に相談ができる業者へ依頼することが重要です。
こうちゃんリフォームは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。リフォームだけでなく、外壁屋根塗装も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
暑い夏に向けておすすめのリフォーム
断熱リフォームは冬だけでなく、夏にも大きな変化を感じることができます。
電気代の高騰などから省エネを意識する方が年々増えています。
屋根・外壁の断熱塗装
屋根塗装や外壁塗装は適正時期に必ず行わなければいけないリフォームです。
塗装の際に、断熱性のある塗料を選ぶことで住宅全体の断熱性が向上します。
充填断熱
天井・内壁に断熱材を充填することで、住宅の断熱性を高めます。
木造住宅に最も適している断熱方法です。
外張り断熱
住宅構造の外側に断熱材を貼り付ける方法です。
壁の中や床下のデッドスペースを有効活用できる断熱方法です。
断熱材を入れるスペースが限られるため、寒冷地など、厚い断熱材を入れたい場合は不向きです。
窓取替え・内窓設置
室内から外へ逃げる熱の58%は窓が原因とされています。
窓は断熱リフォームの中でも重要なポイントで、効果を感じやすい箇所でもあります。
既存の窓を残して窓を追加し二重窓を作る方法、窓自体を交換する方法があります。
暑さ対策リフォームの場合、住宅全体の風通しを考慮して窓を増設するという方法もあります。
玄関ドア取り替え
意外と注目されないのが玄関ドアです。
玄関ドアは面積が広く、ドアが薄い場合やガラス面が大きい場合、外気が室内へ干渉している場合もあります。
更に、パッキンの劣化、建て付けなどが原因で隙間風が入り込んでいる可能性もあるため、断熱リフォームを行う際は玄関ドアに問題がないか確認する必要があります。
シェード・オーニングの設置
暑さ対策に役立つのが、シェードやオーニングの設置です。
日の当たる場所と日陰では体感温度が15度程度変わると言われており、冷房の効果を高めるのに最適な方法です。
ベランダや庭に出る掃き出し窓は面積が広く、室内温度に大きな影響を与えます。
住宅の向き、日の入りを考慮して設置をすると大きな効果を感じることができます。
まとめ
今回は断熱リフォームを成功させるためのポイントを解説いたしました。
住宅の断熱性を高めると、暑い夏も寒い冬も効果を実感することができ、省エネにも繋がります。
断熱リフォームで最も重要なポイントは、経験豊富で断熱に詳しい業者へ依頼する事です。
住宅の立地や状況に合わせて断熱リフォームを行う事をおすすめします。
こうちゃんリフォームは、東金市を中心に大網白里市・山武市・千葉市緑区等で安心・高品質な工事をお届けしております。リフォームだけでなく、外壁屋根塗装も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
- 2024年07月7日