水回りのリフォームは何年が目安?最適なタイミングを解説
いつまでも快適な住まいで暮らしたいもの。
ただ、長年住んでいるとリフォームが必要になることもあります。
特に、キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの「水回り」は日々使うため、劣化が進みやすいです。
そこで今回の記事では、水回りのリフォームは何年が目安なのかについて解説します。
あわせて、最適なタイミングについても紹介します。
これから水回りのリフォームをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
水回りのリフォームの種類
「水回り」といっても、住宅の中にある水回りの設備はさまざまです。
ここからは、水回りのリフォームの種類について解説します。
キッチン
キッチンの汚れや傷みを日々の掃除では取り除けないこともあります。
そのため、キッチンのリフォームを検討する方もいます。
今以上に使いやすさを追求して、キッチンをグレードアップする場合もあるのではないでしょうか。
また、家事動線を考えたレイアウトにすることで、ストレスなく料理できたり掃除できます。
住宅のキッチンは「I型」と呼ばれる横一列がスタンダードです。
横幅が2m5cmの「2550」という規格が一般的なサイズとなっています。
設置条件などにより「L型」「Ⅱ型」などもあります。
天板と呼ばれる作業台をワークトップといいますが、ワークトップの標準的な高さは85㎝です。
使いやすさやデザイン性を重視して、キッチンのリフォームを検討するのもおすすめです。
お風呂
お風呂は、湿気がこもりやすい場所です。
丁寧に掃除することを心がけていても、カビが落ちずに困ってしまうこともあります。
タイル目地などに付着したカビを綺麗にするために、お風呂のリフォームを検討する方もいます。
カビが発生しにくい素材を選ぶ方も多いです。
また、浴室と脱衣場の温度差を気にしてリフォームを行う場合もあります。
特に、真冬の寒い時期は「ヒートショック」を引き起こしやすくなります。
ヒートショックとは、急激に温度変化がある場合に血圧の上昇と低下が起こり、心筋梗塞・脳梗塞などを起こすことです。
お風呂のリフォームでは、断熱性の高い素材にしたり浴室内に暖房器具を設置したりして、浴室の寒さを感じないようにすることもできます。
「エステに行かずに自宅で美肌効果を感じたい」「高齢の家族のために浴室をバリアフリー化したい」などの希望がある方も、リフォームを検討してみるのもおすすめです。
洗面
洗面台の種類は、大きく3つに分けられます。
「ユニットタイプ」「システムタイプ」「カウンタータイプ」があります。
洗面台の高さを変えたい、洗面ボウルのサイズを変えたいなどの理由から、洗面リフォームを検討する方が多いです。
洗面台の高さが合わない場合、使いにくくなってしまいます。
また、洗面ボウルのサイズが小さい場合は床や壁が水に濡れてしまい、毎日の掃除が大変になってしまいます。
使いにくい洗面台でお困りの場合は、洗面台をリフォームするのも1つです。
洗面台だけではなく、脱衣所のリフォームもあわせて検討するケースもあります。
脱衣所は、お風呂の湿気によって劣化しやすいです。
脱衣所の劣化を放置してしまうと、床材が腐食してしまったりシロアリやカビが発生してしまったりします。
大規模な補修になると費用がかかってしまうため、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
トイレ
メーカーによって異なりますが、快適機能がプラスされたトイレも多いです。
たとえば、自動除菌で洗浄し汚れを残さないトイレなどもあります。
「バリアフリーに対応したトイレにしたい」「節水効果があるトイレにしたい」などの理由から、トイレのリフォームを検討する方もいます。
トイレのバリアフリー化については、高齢者の家族でも利用しやすいように扉を引き戸にしたり、手すりを設置したりすることも可能です。
また、掃除の負担を減らしたい方や節水したい方は、最新のトイレを選んでみるのもおすすめです。
ほかにも、トイレの便器や手洗い場には水があるため、臭いが気になったり湿気がこもりやすかったりします。
トイレ本体とあわせて、消臭効果の高い壁紙や調湿効果のある壁紙に変えるのもおすすめです。
水回りのリフォームの重要性
水回りの耐用年数を過ぎる前にリフォームをするのは重要です。
適切なタイミングでリフォームをすることで、水周りのトラブルを防げるようになるのです。
水回りの急なトラブルが起こると、生活に支障が出てしまうリスクがあります。
「水が出ない」「水が漏れる」「水が止まらない」などがあります。
また、キッチン・お風呂・洗面・トイレなどは毎日使うため、突然の故障は避けたいものです。
耐用年数を迎える前に、水回りのリフォームを行うことで水のトラブルを予防することにもつながります。
もし、耐用年数を過ぎてもリフォームをしていない場合は注意が必要です。
水回りの設備の交換や大規模な修理だけではなく、建物内の別の修理を行わなければならないケースもあります。
水回りの設備の耐用年数について把握し、適切なタイミングでリフォームを検討することが重要です。
水回りのリフォームのタイミング
「水回りのリフォームをいつ行うべきか」
このように、水回りのリフォームを行うタイミングについて悩む方もいるのではないでしょうか。
ここからは、水回りのリフォームを行うのに適切なタイミングについて、設備ごとに解説します。
各メーカーによって耐用年数は異なりますが、一般的な耐用年数とあわせて紹介します。
キッチン
キッチンの耐用年数は、10〜15年といわれています。
そんなキッチンのトラブルで多いのが水漏れです。
水漏れが起こると蛇口を交換する必要がありますが、耐用年数を過ぎてからの水漏れの場合は別の原因も考えられます。
また、排水管の汚れや詰まりが起こると悪臭が発生しやすくなります。
丁寧に掃除をしていても悪臭がなくならない場合は、リフォームが必要な場合もあるのです。
気になる場合は、早めに専門業者に点検してもらうことをおすすめします。
キッチンのリフォームは、50〜150万円が多いです。
システムキッチンにするか、オーダーメイドキッチンにするかによって、価格は変わります。
また、キッチンの位置を変える場合やサイズを変える場合は、配管工事が必要となり価格も高くなります。
お風呂
お風呂の耐用年数は、15〜20年といわれています。
浴室内には多くの設備や部品がありますが、それぞれ寿命は異なります。
ただ、5年前後で交換や修理が必要な部品もあるため、あわせてリフォームを検討するのもおすすめです。
もし、浴槽のひび割れが発生している場合は、水漏れの可能性が高いです。
水漏れにより建物の構造体まで水分が入ってしまうため、木材が腐食してしまうこともあります。
浴槽のひび割れが目立たないうちに補修するのがおすすめですが、すでに浴槽から水が漏れている場合は、早めにリフォームを行うのをおすすめします。
お風呂のリフォームは、50〜150万円が多いです。
ただし、ユニットバスや浴室設備を交換する場合の価格です。
ユニットバス以外の浴槽にしたい場合や浴室の大規模な工事を行う場合は、価格が高くなります。
浴室の機能を追加する場合は、オプション費用がかかる点も押さえておきたいポイントです。
洗面
洗面台の耐用年数は、10〜20年といわれています。
耐用年数に満たない場合でも洗面台から水が漏れている場合は、リフォームが必要なケースが多いです。
洗面ボウルに使われている素材は陶器が一般的ですが、物を落とすと陶器のひび割れが発生してしまいます。
ひび割れを放置してしまうことで水漏れを起こしてしまうこともあるため、早めに補修を行うことが大切です。
また、洗面所の給排水管から悪臭が発生している場合は、劣化が進行している可能性もあります。
洗面台のリフォームとあわせて、給排水管の点検をしてもらうと安心です。
洗面のリフォームは、10〜30万円が多いです。
ただし、洗面所のみを交換する場合や床材の張り替えを行う場合などは、価格が変動することがあります。
トイレ
トイレの耐用年数は、10〜20年といわれています。
耐用年数前でもトイレからの水漏れがある場合は、リフォームを行う時期です。
トイレの便器が陶器製の場合は、ひび割れが起こることもあります。
ひび割れがある場合も水漏れのリスクが高くなるため、リフォームが必要となるケースもあります。
また、シャワートイレをはじめ、快適機能があるトイレも多いです。
快適機能が使えなくなった場合、リフォームが必要な場合もあります。
ほかにも、汚れが落ちにくくなった場合もトイレの交換時期といえます。
トイレのリフォームは、10〜20万円が多いです。
リフォーム業者によって異なりますが、トイレ本体の交換や修理に加えて壁紙の貼り付けなどを行うプランもあります。
水回りのリフォームを依頼するときのポイント
水回りのリフォームを依頼する場合、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
ここからは、水回りのリフォームを依頼するときのポイントについて解説します。
デザインだけではなく利便性も考える
水回りのリフォームは、デザイン性と利便性の2点を考えるのが重要です。
スタイリッシュなデザインやラグジュアリーなデザインなど、デザイン性の高い水回り設備もあります。
しかし、水回りの設備をリフォームする場合は、デザインのみで決めるのをおすすめしません。
「せっかくリフォームしたのに以前よりも使いにくい」「使い方が煩雑に感じる」など、利便性が悪くなるのは避けたいものです。
デザインだけではなく、利便性も考えてリフォームを検討するのをおすすめします。
補助金や助成金を使う
水回りのリフォームを行う際、補助金や助成金が使える場合があります。
補助金や助成金を使うことで、費用面の負担を軽減できるのは魅力的です。
たとえば、介護保険・子育てエコホーム支援事業・長期優良住宅化リフォーム推進事業・自治体の補助金・助成金制度などがあります。
水回りリフォーム内容によっては、補助金・助成金が適用となるため、リフォーム検討時にあわせて調べておくことをおすすめします。
信頼できるリフォーム業者を選ぶ
水回りのリフォームは、どのようなリフォーム業者でも依頼していいというわけではありません。
「水回りのリフォームで実績があるか」「緊急時にすぐに対応してもらえる業者かどうか」「リフォーム後の保証は充実しているか」など、リフォーム業者を選ぶ際に確認することをおすすめします。
また、カタログやホームページを確認した際にリフォーム内容について不明点がある場合は、直接問い合わせを行なったり現地調査を依頼したりすると安心です。
まとめ
今回の記事では、水回りのリフォームの目安と最適なタイミングについて解説しました。
キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの水回りの設備は、わたしたちが日常生活を送る上で欠かせないものです。
水回りのトラブルを防ぐためにも、適切なタイミングでリフォームを検討するのをおすすめします。
こうちゃんリフォームは、地域密着のリフォームを行なっております。
水回りの設備だけではなく、間取り変更を伴う住宅のフルリフォームも大歓迎です。
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お客様の住まいに合った最適なプランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
- 2024年04月12日