雨漏り発生!正しい対策と業者選びのポイントとは

かつて経験したこともないような豪雨や、頻発する台風。

近年多発する荒天は、マイホームの雨漏りについてのリスクも高めています。

雨漏りの対処が遅れてしまうと、被害がじわじわと広がり家を傷める原因に。

今回は、雨漏りが発生した場合の正しい対策、修理業者の選び方についてお伝えします。

万が一の際にも役立つ知識を備えて、急な雨漏りにも焦らず適切に対応しましょう。

 

雨漏りについて知っておくべき知識

近年、日本では台風だけでなく、ゲリラ豪雨の発生件数が増えています。

ウェザーニューズがまとめた2022年の夏(7月頭~9月末)のゲリラ豪雨の発生回数を見ると、全国で合計75,680回。2021年の63,515回と比べると、約20%増という結果でした。

参考:ウェザーニューズ「2022年のゲリラ雷雨は全国でおよそ7.6万回発生、昨年比約20%増」

 

発生のピークは8月上旬から中旬ですが、梅雨明け後に集中して発生している傾向が見られました。

今後もさらに強い豪雨や台風が頻繁に訪れる可能性があり、家を守るために雨漏りについての知識を備えておく必要があるでしょう。

雨漏りが起きたらどうすればいいのか、自力でできることは何かを考えていきます。

雨漏りを自力で修理するのは困難

万が一雨漏りが発生した際、すぐに対処しなければと焦ってしまう方が多いでしょう。

何とか雨漏り箇所を見つけ、ホームセンターで購入した材料を使い自力で修理しようとこころみるかもしれません。

しかし、雨漏りは外部から家の内部の手が届かない部分に染み込み、最終的に室内に表出していることがほとんどです。思っている以上に複雑な経路で雨水が染みわたっているため、見えている部分だけを対処しても根本的な解決にはなりません。

むしろ、雨水の出口をふさいでしまうことによって、見えない部分の被害が拡大してしまう可能性も考えられます。

 

雨漏りの被害を抑えるためには、まず原因を究明することが必要です。

正しく原因を突き止めるためにも、自力での修理をすぐに行うのは難しいという認識を持ちましょう。

原因究明には知識と経験が不可欠

単純に雨漏りといっても、想定される被害の状況はさまざまです。

明らかに天井から水が滴るといったものから、天井や壁にうっすらシミが広がる、雨上がりに部屋がカビ臭くなる、どこからかポタポタ音が聞こえる、といった些細なものまで。

どんな雨漏りの状況でも、放置してしまうと仕上げ材だけでなく家の構造を腐らせ、カビやシロアリの温床になってしまうことも考えられます。

こうした雨漏りの原因究明は、非常に高度な知識を必要とします。

建物の構造、構成する材料、設備配管の位置、外装の雨仕舞の仕組みなど、あらゆる知識も持ったうえで、雨水の侵入経路や被害期間の想定をすることが可能になるのです。

そのため、経験豊富なプロでも一度で雨漏り完全に止めることが難しい場合もあり、雨天時の経過をみながら随時修理をするケースもあります。

 

雨漏りが発生したら

自力での修理は難しい雨漏りですが、業者に依頼するまでにできる対策はあります。

後の原因究明にも大いに役立つため、万が一雨漏りが発生した場合は以下のことに気を付け対策をしましょう。

そのうえで、焦らず業者探しをすることが大切です。

雨水を広げない

目に見えて雨漏りが発生してしまった場合、まず優先すべきことは、それ以上被害を拡大させないことです。

家具や家電に雨水がかかる危険性がある場合はそれらを移動し、雨水を受け止める用意をしましょう。雨漏りをしている場所の下に新聞紙やブルーシートを敷き、水受けのバケツを置きます。バケツには雑巾などを入れておくと、水の飛び跳ね防止に効果的です。ペット用などの吸水シートは大量に水を吸収してくれるため、雨漏りにも使える優秀なアイテムです。

また、雨漏りを防ぐために屋根に上ってブルーシートをかけたりすることは効果的ですが、雨天時や不慣れな状況での実施は非常に危険です。

雨が止めば雨漏りも落ち着くということを念頭に、落ち着いて応急処置をしましょう。

雨漏り箇所を記録する

あわただしく対処しているうちはなかなか気が回らないものですが、雨漏り状況を記録しておくことは非常に大切な優先事項です。

雨漏り箇所の経過だけでなく、時間ごとの雨の強さや向きなど、気が付いたことを写真やメモで一通り記録しておきましょう。

業者の雨漏り診断や修理は雨天が収まった後日に行うことが多いため、当時の状況を詳しく知ることができれば、迅速かつ正確な対処につながります。

現在はスマートフォンなどで手軽に写真や動画の撮影ができるため、とりあえず起こった状況を撮りためておくのがおすすめです。

 

正しい依頼先に問い合わせる

雨漏りが発生した後で何よりも大切なことは、適切な業者に依頼することです。

先述のとおり、雨漏り診断は高度な知識と経験を必要とします。

インターネットでも数多くの業者が探せる現在において、スムーズに正しい依頼先にたどり着くポイントをお伝えします。

新築または築10年以内の場合

築浅にもかかわらず雨漏りが発生してしまった場合、まずは家を建てた住宅会社やハウスメーカーに連絡しましょう。

雨漏りの原因が施工不良によるものであった場合、住宅の欠陥を保証する「瑕疵担保責任」によって無償での修理依頼が可能です。

万が一住宅会社などが倒産している場合でも、第三者機関によって保証を受けられるため、まずは担当窓口に問い合わせてみましょう。

災害、または突発的な事故による場合

強風、落雷、ヒョウや雪、飛来物の衝突などの損害によって雨漏りが発生した場合、火災保険が適用できるケースがあります。

さらに、自動車などの衝突、誤って屋根に穴をあけてしまった、という突発的な事故でもプランによっては補償されることがあるため、まずは加入内容を確認しましょう。

火災保険を適用するには、まず代理店や保険会社に申し入れをし、工事見積もりと申請用紙などの必要書類の審査を受けたのちに保険金が確定します。

火災保険は工事が終了した後でも、さかのぼって請求することが可能ですが、保険会社によっては24時間対応のかけつけサービスを設定しています。

まずはかけつけサービスに依頼し、状況判断をしたうえで適切な業者の紹介を受けることも可能です。

工務店・リフォーム会社よりも屋根の専門業者

「家のことなら工務店」と考え、とりあえずインターネットの検索で出た近隣の建築会社に問い合わせをする方も多いでしょう。

しかし、工務店やリフォーム会社は家全体の施工管理をするものの、屋根や外壁仕上げといった部分に関しては、下請けの業者が行うことがほとんどです。

早く適切に対処してほしいのであれば、直接屋根の専門業者に問い合わせるのが正解。

近年は「雨漏り診断士」という資格もありますが、日々屋根に関わる仕事をする職業では「瓦屋根工事技士」「塗装技能士」「建築板金」といった関連資格もあります。こうした資格を持ち、雨漏り診断の実績を持つ業者であれば、信頼度が高いといえるでしょう。

悪徳業者に注意!

実は、雨漏り修理の業者は悪徳業者が非常に多いのです。

雨漏りは費用の相場が決まっておらず、業者の言い値になってしまうことも。また、客が焦って早く修理工事を依頼したがる点にもつけ込みます。

「お宅の屋根材がずれてるから雨漏りの可能性があります、無料点検しますよ」といった業者の訪問があったら要注意。

アポなし訪問の業者は基本的に無視しましょう。

こうした悪徳業者を見極めるためには複数見積もりを取ることも重要です。

金額での判断だけでなく、屋根上などの現地調査をきちんと行い、誠実で丁寧と感じる業者に依頼しましょう。

 

雨漏りが起こらないようにするためには

雨漏りは発生した際に適切に対処することが大切ですが、未然に防ぐことが何よりの対策です。

雨漏りが起きにくい家を維持するために、日ごろから行える心がけを以下にまとめました。

外観の変化をよく観察する

家の外観について、変化を見逃さないことはとても大切です。

外壁や屋根は段々と汚れて劣化していくものですが、特に汚れやすい場所、雨のあと乾きにくい場所などを観察します。ひび割れや損傷などがあれば、劣化具合が進んでいないかを気に留めておくと、雨漏りが発生した際にも役立つ情報になる可能性があります。

雨水やゴミが溜まらないようお手入れを心がける

外壁や屋根は、雨がとどまり染み込むことで室内への雨漏りにつながります。

ベランダの排水口や雨どい、庇のすみやサッシ周りなど、落ち葉やゴミが付着していないかをチェックし、定期的にお手入れをしましょう。

小さな積み重ねですが、長い期間住まいの健康を守る大切なメンテナンスとなります。

 

まとめ

実際に雨漏りが発生すると、多くの方は落ち着いた対処ができなくなってしまいます。

雨が止めば雨漏りも止まる、ということを心にとめ、冷静に対応しましょう。そのうえで、適切な業者に修理を依頼することが大切です。

 

こうちゃんペイントは、「屋根のプロ」である一級塗装技能士が雨漏り診断をいたします。

調査の際は、ご近所への配慮を忘れず、屋根上など想定箇所を目視することでの診断を大切にしています。

診断結果はわかりやすいご報告を心がけ、お客様のライフプランに応じた修理方法をご提案。

火災保険や補助金活用のご相談も可能です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

無料の雨漏り診断お申し込みはこちら

https://www.kochan-paint.com/shindan/

※お急ぎの方は、直接 0475-53-3893(9:00~18:00)まで、お電話下さい。